ノートパソコンのバックライト交換

ノートパソコンの液晶パネルのバックライトの主流はLEDになりましたが、ちょっと前までは冷陰極管(CCFL管)でした。LEDの場合、製品寿命を考えると半永久ですが、CCFL管だと寿命(=明るさが半減する時間)は10,000から15,000時間程度です。毎日10時間使っていると約4年で寿命がくる計算です。

さて、いま使っているノートパソコンは5年前の2007年12月製造で、この1カ月、液晶パネルのバックライトのちらつきが気になってきました。機種はFUJITSUのFMV-BIBLO NF70Xで、OSはWindows Vista Home Premium SP2 (32ビット)、CPUはCore 2 Duo T7250 (2.0GHz)、メモリ3GBで、5年前といえども現役でもう少しは使えるスペックです。

早速、液晶パネルの交換方法を調査しました。長さ336mmぐらいのCCFLが２本必要です。交換作業中にたまに折ることがあるので、1本の予備を含めてヤフオクで@380円で3本落札。送料込みで1,400円ぐらいです。無事に届きましたので、後は作業するだけ。

2012年11月18日追記
バックライトの交換、無事に終わりました。2時間で終わらせるつもりが3時間弱。
心配していた交換後の明るさのムラもほぼなく、少しだけ埃が混入しましたが、前より明るくなって満足です。
交換前の液晶パネルに入っていたCCFLの長さは336mmで、今回ヤフオクで注文したサイズと同一でした。
あと3年はこのノートパソコンを現役で使いたい。

2012年11月19日追記
交換方法の概要

<準備編>
バックライト交換時にちりやほこりが混入しないように、ちりやほこりが少ないところで作業を行います。まずはノートパソコンを軽く清掃し、机の上を雑巾がけします。
作業用の工具はハンダゴテ(定温320度)、ニッパ、カッターナイフ。清掃用にアルコールウェットティッシュ、エアダスターなど。
消耗品は、太さ0.8mmぐらいのハンダ、熱収縮チューブ(2mmぐらい)、100円ショップのサージカルテープ(カプトンテープの代替)など。


<作業編>
ノートパソコンの上半身(液晶パネル側)から液晶パネルの枠を外します。ここまでは難易度が低いです。隠されたツメがある場合があるので、テレホンカードなどを当てながら枠を外し、液晶パネル単体にします。ここまでは30分もかからないでしょう。

その後は、参考サイト「ノートPC液晶のバックライト交換」などの方法で交換します。
* ノートPC液晶のバックライト交換
http://kmmr.net/bl/

液晶パネルを分解し、古いCCFLを取り外し、新しいCCFLを取り付け、点灯テスト、その後に液晶パネルの組み立て、明るさのムラの微調整、サージカルテープ等ですきまやケーブルを整え、ノートパソコンに戻します。

写真は上２本が取り外したCCFLで、下２本がこれから取り付けるCCFLです。今回は同一の長さの334mmを取り付けます。(作業的には2mm程度短いほうがCCFLを誤って割ることも少なく、取り付けが簡単です。)



<明るさの確認>
写真は上がバックライトを交換する前、下が交換後の明るさです。カメラのマニュアルモードで絞りとシャッタースピード等を同一にして撮影しました。体感的に３倍明るくなった気がします。
写真ではマニュアルモードで違いが分かるように撮影しているため、交換後もやや暗く写っていますが、交換後は事務作業とだと明るすぎるぐらいに復活しました。もちろん目を傷めるちらつきもなくなりました。






以下、参考サイト

* ノートPC液晶のバックライト交換
http://kmmr.net/bl/
かなり昔のノートパソコンFMV-6600MF8/XのCCFLの交換例です。
私も昔、この機種でもCCFLを交換した気がする。

* ノートパソコン　富士通NF70W　その後
http://last-rock.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/0w-2243.html
パネル: SAMSUNG LTN154X9-L01 (WXGA 1280x800)
CCFL: ２灯式 おおよそ長さ324mmぐらい x 太さ 2.0mm

* FMV NF70WのCPU交換
http://blog.goo.ne.jp/kurokawa183/e/6faf9c02830fc9ea67534c3715d2ff00